長妻昭厚生労働相は1月15日、2010年度診療報酬改定を中央社会保険医療協議会(中医協)に諮問した。これを受けて中医協では、昨年末に決まった診療報酬改定の基本方針と改定率(本体部分プラス1.55%)などを前提に、報酬の配分をめぐる議論をスタートさせた。
中医協は同日の総会で、これまでの議論を踏まえた「2010年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」を取りまとめた。これを受けて厚労省は、現場や患者の意見を4月の改定に反映させることを目的に、「現時点の骨子」に対するパブリックコメントの募集を同日から開始。さらに中医協は22日、福島市内で公聴会を開いた。来年度の改定案は2月中旬にも答申される見通しだ。
レセプト並みの明細書については当初、患者への発行を義務付ける医療機関を拡大すると共に、保険薬局にも発行を義務付ける方針を示していたが、全患者への無償の発行義務化を検討すべきだとの声があったため、「その要件や内容については検討する」との文言を新たに加えた。
このほか、病院と診療所の再診料の統一では、診療所の点数引き下げに反対する意見があり、統一の「具体的な内容」を検討することになった。
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